【55歳の読書感想文】中野信子)キレる!

【55歳の読書感想文】中野信子)キレる!読書感想文

著者:中野信子氏
発行:2019年5月
発行所:小学館
ジャンル:心理学
読書期間:2020年12月・約4日

『キレる!』読書感想文

中野信子さんのこの本は、キレる様々なタイプと上手にキレるための本になる。
中野さんが言うには、キレる人に対して上手にキレて抵抗すべきを呈している。
上手にキレるといっても、身近な存在の人のこと。
例えば、電車の中でのアクシデント等のようなケースではなく、職場や学校生活等の身近な存在の人になる。上司のパワハラ、クラスメイトのいじめに対しての提言のようなもの。
パワハラの対象にならないために、どのような対応したらよいのか。そのための一つの方法として「上手にキレる」ということが本書のテーマになる。

パワハラされやすい人

簡単に言うと「ハッキリと発言ができない人」
服従させることへの快楽ようなものは本質的に人間に存在している。
そして、人は大きく分けると強者と弱者に2つ分類される。生き方として成功している人はやはり強者であろう。しかし人を服従させる力のある人が強者でなく、何事も自分の考えに嘘を付かずに行動できる人が強者であると、僕は考える。

パワハラの対象になる典型的な人とは、この本にあるように「自分の気持ちを抑え従ってしまう人」なのだろう。言い換えると「あなたの言っていることは間違っている」と感じているけど、それを言えない人になる。ようは自分の考えに嘘を付いているということと同じになる。
良く言えば「事を荒立てることなく、その場を収める」だか、その場から逃げる行為であるとも言える。

自分に当てはめてみる。

自分で言うのは何だけど、比較的穏やかな方であると思っている。しかし怒りやすいタイプでもある。
サラリーマン時代は仕事上で気に入らないことがあれば、上司に態度や言葉で抵抗していたし、部下が仕事上ではっきりとしない言葉や行動があると、強い発言をすることもあった。

今でも、感じの悪い人には、同じように自分もぶっきらぼうに返すようにしている。
機嫌の悪さがにじみ出ている人や高圧的な態度には、断固抵抗をする。

しかし、手寧な言葉や誠実な行動の人はリスペクトをし、自分も同じような言葉と行動で返していると思う。というか人に合わせるのではなく、普段の行動はリスペクトされるような言葉や行動を常に意識するよう心掛けているつもりである。

「穏やかな人でいたい」

本書では、穏やかな人でいたいと思っている人ほど、キレた時の記憶が強く残っていると書かれている。ちよっとキレただけで「自分はキレやすい」と思ってしまうらしい。僕はこのタイプかもしれない。自分が怒りやすいタイプと感じているのは「穏やかな人でいたい」という思いが強いからのかもしれない。

自分の行動を改めて考察してみると、キレる必要のあるところでは、キレてきたように思う。しかし、上手に冷静にキレるとは言い難い。怒鳴るまでのキレ方はしたことはないが、感情は出てしまう。それゆえ、相手にとっては一目置かれる存在ではなく、嫌な奴としての印象になっているだろう。
しかし、それはそれでよい。自分をキレさせるような人とは付き合いたくない。

受け入れることも大切。

抵抗をする。生き方として大切な一つであると思うが、受け入れることも同じように大切。
上司や家族、友人が言っていることが正しいと感じたら、「ごめんなさい」とか「そうだね」と、素直に受け入れる気持ちも大切だよね。

キレる!

中野さんは自分のことをキレ方が下手であると言っている。抵抗できない人の立場にいる、共感するような文面で書かれているのが本書になる。
しかし、本当にパワハラの標的になるような人の気持ちをわかっているだろうか。疑わしいところもある。それは本文中にある、キレる人に抵抗する上手なキレ方の例文にあらわれている。
抵抗への例文がさらりと書かれているが、あんな強烈な言葉を組織で働く社会人が言えないだろう。
それを芸能人の話術を持ち出して「勉強するといい」というのは無責任な内容にも感じる。

「抵抗する時はする」これは間違いではないと思う。
しかし、それができない人にとって、本書が実用的であるか、、、というとそうでないように思う。
「勇気をもって生きなさい」こんなメッセージとして受け取ると良いかもしれない。

本書とは離れるが、パワハラをしてしまった人が我に返り、パワハラをする側の気持ちを表現し「されないための行動」のような本があれば、実用的なのかもしれない。

本書を読んで改めて思ったことは「僕も自信をもって理路整然と抵抗できるようにしたい」ということ。
しかしながら、抵抗したり怒ったりするとその後の気分が悪い。キレたりする人の影響を受けない、強い心を持つ。これに限りるのかもしれない。
  

追伸
常識では考えられない行動をする人もいる。あくまでの自分の尺度での常識であるが、それを逸脱している人とは関わらないようにしている。怖いからね

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のしろいくろー
この記事を書いた人

1965年東京都生まれ、現在東京都在住。
若い時の自分、今の自分では感じ方も変わっている。しかし、容姿は変わり、年を重ねている実感はあるが、人生への情熱はまだまだ衰えることはないと思っている。そんな自分へのこれからの人生の記録としてこのサイトを開設した。

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