【55歳の読書感想文】喜多川 泰)株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者

【55歳の読書感想文】喜多川 泰)株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者読書感想文

著者:喜多川泰氏
発行:2015年11月
発行所:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ジャンル:小説・自己啓発
読書期間:2020年10月・約3日(kindle Unlimited)

『株式会社タイムカプセル社』感想文

喜多川さんの本は「賢者の書」とこの本で2冊目になる。
喜多川さんの本はいつも評判が良い。
それはなぜであろうか?
僕が思うに読みやすさと前向き思考へ内容が好評価の要因であると考えている。この作品も自己啓発を小説化をしたものとして考えて良いだろう。
ストーリーを簡約すると、10年前に自分宛に書いた手紙、そこには自分の夢やその時の気持ちが書かれている。これを思い出すことで今の人生を改めて見つめ直すきっかけとなる。その手紙を届ける使者がタイムカプセル社の社員になる。その使者と差出人との人生に対する想いが本書の読みどころであろう。

僕も年を取ったな!

この手の文章を純粋に読めなくなった。書き手としては読書者年齢層を想定して書いているに違いないが、決して50過ぎのおっさんを想定して書いていないことは分かっている。
その上でこの本の感想を述べるが、正直物語としてしらけてしまう場面が多くある。特に使者となるタイムカプセルの社員が人生に対して熱く語る場面がある。このようなシーンが多々あり熱弁として書かれている。言っている内容はもっともなことと理解しているが、人生を熱く語るほど白々しく感じてしまう。昔の青春ドラマを見ているようであり「こんな熱弁して恥ずかしくない?」と思ってしまう。
決してストーリーが悪いワケでない、おそらく単に僕が年を取ったことが原因であると思う。
この本の対象年齢は20代までが限界なのかもしれない。

もうひとつ愚痴を言わせてほしい。小説は登場人物の設定は自由である。しかし手紙を届ける使者が、なぜ全身白づくめのスーツでなければいけないのか、そして全身白スーツの男がもっともらしく人生を語る姿は、怪しい新興宗教団体の勧誘のようにも感じてしまう。
何度も言うが決して悪い作品ではない。僕が年を取り受け入れにくくなってしまっただけだ。

『株式会社タイムカプセル社』こんな状態の人に読んでもらいたい。

人生の壁にぶち当たる。これは誰でもあること、この壁をどう乗り越え、前に進んでいくか。このヒントがこの本に書かれている。人生の壁に当たって悩んでいる人、簡単に読める本なので読んでみるのも面白いだろう。

今、kindle Unlimitedで喜多川さんの作品が読める。僕はこれから数冊読んでみたいと思う。

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のしろいくろー
この記事を書いた人

1965年東京都生まれ、現在東京都在住。
若い時の自分、今の自分では感じ方も変わっている。しかし、容姿は変わり、年を重ねている実感はあるが、人生への情熱はまだまだ衰えることはないと思っている。そんな自分へのこれからの人生の記録としてこのサイトを開設した。

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