【55歳の映画感想文】500ページの夢の束

【50代おじちゃんの映画感想文】映画感想文

監督 ベン・リューイン
主演 ダコタ・ファニング, トニ・コレット, アリス・イヴ
ジャンル ドラマ
日本公開 2018年9月

【映画感想文】500ページの夢の束 Please Stand By

主演はダコタ・ファニングという女優。映画「宇宙戦争」トムクルーズの娘役レイチェルの子だ。僕は大人になったこの女優さんは知らなかった。しかし調べみると「あっレイチェルか!」とスグに分かった。宇宙戦争では最も輝いていたのが子役のレイチェルだったからだ。宇宙人から侵略される状況下での怯える目の表情、そして悲鳴は大変印象に残っている。

「500ページの夢の束」では自閉症によるてんかん発作の病をもつ女の子「ウェンディ」宇宙戦争のレイチェルでも興奮を抑えてきれない子どもの役であった。

ウェンディはスタートレックの大ファン。ある日、パラマウントによるスタートレックの脚本・一般公募を知り、応募することを決意する。だか脚本は完成したが郵送に間に合ない。しかしウェンディは諦めずに直接ロサンゼルスへ届けることを決意する。ここからウェンディのサンフランシスコ付近からロサンゼルスへのひとり旅が始まる。

この映画の見どころはウェンディが諦めずに自分の目的を果たそうとする姿である。旅先ではいろんな人に出会い、騙され、助けられトラブルに遭遇しながらも一途に目的に向かっていく。その目的は自分の書いたスタートレックの脚本をロサンゼルスにあるパラマウントへ締め切り期日までに届けること。

=調べてみた=
サンフランシスコからロサンゼルスまで650キロ程ある。
日本に例えると東京から広島、青森が約650キロ。
【50代おじちゃんの映画感想文】500ページの夢の束 Please Stand By

僕はまずこの映画で気になったのが英語タイトル「Please Stand By」だ

Please Stand By

Stand Byは直訳すると「横に立つ」有名な映画・曲 Stand By Meになると「そばにいて」というようなニュアンスになるようだ。その他「待つ・待機」という意味があるらしい。
映画ではウェンディの興奮を抑えるシーンで使われる。

Stand By、Stand By、Please、、Please Stand By、、、

日本語字幕では「待機して、待機、、、」と訳されている。
このようなシーンを日本的に表現すると
「ゆっくりと落ち着いて、落ち着いて、慌てなくていいゆっくり、、、」
こんな言葉が出てくるように思う。
おそらく「Please Stand By」心を落ち着かせる場面に使う言葉なのかもしれない。
これは英語力のない僕の勝手な解釈。

500ページの夢の束

日本語タイトルは「500ページの夢の束」
確かにウェンディの夢はスタートレックの脚本を書くことである。しかし、映画では脚本を採用されることを夢としていない。
ウェンディの願いはたった一つ。施設を出て大好きなお姉ちゃんと一緒に暮らすこと。
スタートレックの脚本作成はストーリー中のひとつのアイテムであると考える。

映画のテーマ

ウェンディの自立がテーマ。
施設を出てお姉さんと一緒に暮らせる生活に戻りたい。これがウェンディの願い。
そのために「私は~できる」と自立を周りにアピールをする。その一つが大好きなスタートレックの脚本作成。採用されれば賞金も入りお姉ちゃんと暮らせる。そんな思いもあり脚本コンテストに応募する(大好きなお姉ちゃんと大好きなスタートレックをタブらせているのかもしれない)
ひとつの願いのために勇気を出して一歩を踏み出す。その願いを叶えるために、どんな困難があっても目的を果たすための執念を見せる。そして、結果はどうあれ目的を果たすことで何かかが変わる。映画ではこれを伝えたいのだと僕は解釈した。
「Please Stand By」
ウェンディの自立をテーマとすれば、英語タイトルである「Please Stand By」が頷ける。それゆえ「自分は大丈夫なんだ」と自分を抑える言葉を発するのだろう。

僕は自閉症の病の人を直接しらないが、主演のダコタ・ファニングさん、凄く勉強されたことが窺える演技であったと感じた。

僕は50代半ばになる。年を重ねるごとに新しいものにチャレンジする勇気が無くなる。それは自分が経験してきたことで納めてしまえば断然ラクだからだ。新しいことは失敗したり、恥をかいたり、不安がいっぱいになる。それゆえ大きな勇気が必要。「今の自分以上に何かできるはず」という意欲はあるが、ついラクな方を選んでしまう。
ウェンディのように強い目的意識を持って、それを成し遂げるようとする執念。僕も負けないように頑張ろうと思う。
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のしろいくろー
この記事を書いた人

1965年東京都生まれ、現在東京都在住。
若い時の自分、今の自分では感じ方も変わっている。しかし、容姿は変わり、年を重ねている実感はあるが、人生への情熱はまだまだ衰えることはないと思っている。そんな自分へのこれからの人生の記録としてこのサイトを開設した。

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