著者:ジョン・グレイ氏
発行日:2001年10月
発行所:三笠書房
読書期間:だいぶ前
【読書感想文】ベストパートナーになるために
「ベストパートナーになるために」一言感想文
とっても古い本であるが、世界的なベストセラーになった本。男と女は別の生き物である。男である僕の感覚と女性は異なる。自分と同じと思って接してはいけない。本書ではいろんなケースにおいて、男の立場、女性の立場でいろいろと書かれている。僕は男なので、女性への接し方をフォーカスしてしまう。
「ベストパートナーになるために」 いくろーのレッドマーカー
女性は男の力の源
女性に認めてもらいたい、そのために頑張る。これは男であればとてもよく理解できるだろう。
女性から男への忠告
男は女性に認められたい、褒められたいという気持ちが大きい。それゆえ女性が「がんばれ」という思いで言ったことが、男にとっては見下されているように感じてしまうことがある。これも良くわかる。
男から女性への忠告
今度は逆。女性が男に相談した時の対応。男はそれを「こうすればいい」とかアドバイスをしようとする。女性はアドバイスが欲しいのではなく、話を聞いてもらって共感をしてもらいたいだけである。
これは男でも知っている人が多い女性の心理。
また、僕は30代の頃によく言ってしまったのは「でもそれって、君が●●したからいけないんじゃない」と彼女を否定してしまうこと。彼女の話の返答に「でもさ、、、」と否定的な言葉から必ず入る人は要注意だな。「うん、うん、へ~大変なんだ」と言って親身に話を聞いてあげればいいだけだ、、、、しかし、意外とそれが難しい。
女性は小さな心遣いでも嬉しい
男は小さなものではなく大きなものでないとダメと感じている。男のプライドのようなもの。しかしこれは「好きな男性」ということが条件だろうな。
男女の人生観の違い
女性:相手から支えられていることを実感したい。
男性:相手から認められる、受け入れられることを実感したい。
現代では女性が強くなったと言われるけど、本質は変わらないのもかもしれない。「大事にされている」これが実感できると嬉しいのかもしれない。
女性は直観、男は鈍感
女性は直観的に愛情や思いやりを感じることができる。それ故に男が黙っていても愛情に応えようとする。しかし男も同じく黙っていても愛の手を差し伸べてくれると思っている。しかし、男は鈍感で、言ってくれないとわからない。
鈍感というか勘違いも多い。良かれと思ったことが的外れであったりとか。
「ベストパートナーになるために」 まとめ
容姿は別として、女性に人気のある男は女性の気持ちが良く理解しているのだろう。女性に関わらず相手の立場に立ってものを考えられ、それが自然とできる人は好感度は高い。
おっさんだって、いつまでも女性に良く思われたいという気持ちがある。だから女性が笑顔で接してくれたり、話したりしてくれると幸せな気分になる。だから今からでも遅くない。この本から学ぶことは多い。でも決して勘違いをしてはならない。女性がおっさんに恋心を決して抱くことはない。
ホントの優しさは身近な女性(妻)にあげるべきだろう。身近であるゆえわがままを言ってしまうこともあるが、いつまでも優しい心で接する夫でありたい。

コメント