著者:稲津秀樹氏
発行日:2020年3月
発行所:Aggayasoオフィス(kindle本)
読書期間:2020年7月6日~7月8日
【読書感想文】幽霊おばあちゃんの不安解消法
「幽霊おばあちゃんの不安解消法」一言感想文
稲津さんは他の本を読んだ記憶がある。タイトルからするとスピリチュアル的な印象を受けるがその要素はない。「不安」について物語として書くことにより幽霊おばあちゃんを登場させているように思う。不安はどうして起こる。そして、どのようにしたら無くすことができるのか。これついて書かれている。
「幽霊おばあちゃんの不安解消法」 いくろーのレッドマーカー
自分は自分でコントロールする。
人・会社・社会に依存をすることで不安が発生しやすい。例えば年金。年金がもらえなくなるのでは、、、これも年金制度に依存する気持ちがあるから不安が起こる。これは極端な例ではあるが、人に依存せず、自分で決めることで不安は少なくなるということ。そのためには精神的に自立をすること。精神的な自立は簡単「自分のことは自分で考える」これでよい。
解決できない不安は考えない。
これは僕もホントにそう思う。自分で解決できないことに悩んでも仕方ない。上記の年金がどうこう、年金制度を自分で変えることはできない。将来への不安。これも解決できないこと。不安を考えるのであれば今何かをすべきである。
「幽霊おばあちゃんの不安解消法」 まとめ
定年マジかの夫婦関係の悩み、これから結婚を控える娘の結婚への不安。日常の普通の家族が直面する状況をストーリーとして書かれている。それを幽霊おばあちゃんが「こうしたらいいのに」とアドバイスをおくる。直接は息子夫婦、孫にはおばあちゃんの声は届かないが読者には届く。
不安は知識の量と同じことが言える。知識の隙間理論というのがあるが、ひとつの知識をつけると、次これが、あれが足りないとなる。ようはいつまでも隙間を埋めることができない。不安も同じ。例えば今の環境を変えれば今の不安は無くなる。しかし新しい環境で新しい不安がまた発生する。
不安はいつでも起こる。だれでもある。僕は暇する時間がたくさんあることが不安の要因になると考えている。だから、何か夢中になるモノが人間には必要なのかと思う。

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